お店のこと

2Fには老舗焼肉店に魚自慢の居酒屋、クラフトビールのブリューパブが。
1Fはハトムギ粉配合の皮で拵える水餃子、スターシェフによるイタリアンの名店・・・と、
ついつい通いたくなるお店が2フロアに居並びます。

二子玉川 まんぷく

ねぎタン塩で、まずは一杯

1948(昭和23)年創業。“元祖”とも言われるねぎタン塩で有名な勝どき橋の老舗焼肉店が、二子玉川に初出店。厳選の黒毛和牛とひと手間かけた前菜のほか、生食を使用したメニューも豊富に揃います。  ※2018年11月時点の情報となります。

「二子玉川 まんぷく」のつの “こと”
― しゃぶしゃぶ、すき焼に次ぐ日本の肉食文化「焼肉」を、掘りごたつの座敷で愉しむ ―

創業以来、約70年にわたり連綿と受け継がれる名物は、“元祖” と言われる「ねぎタン塩」。
上質なタンに細かく刻んだ厳選のねぎをたっぷりとのせ
オリジナルのスパイス胡椒で仕上げる独特のスタイルは、
ここ二子玉川のお店でも変わりません。
しゃぶしゃぶ、すき焼に次ぐ和食としての焼肉を、どうぞ心ゆくまで。

Entrance

暖簾をくぐり、格子戸を抜けて店内へ。大きな沓脱ぎ石のうえ、文字通り靴を脱いで入店するという、まるで旅館のような店構え。
食欲そそる焼肉の香りに誘われて、目前に迫った美味との対面に期待感が高まります。
ここから先は、ぽこぽこと足裏を刺激する特徴的な床を踏みつつ、店奥へとお進みください。

Interior

窓にそって並ぶ4人掛けの小上がり席の脇をすり抜け、奥のお座敷へ。
エントランス同様、真正面にはもてなしの花がダイナミックに活けられて、料亭に足を踏み入れたかのような格式の高さを感じさせます。
内装デザインは、クリエイティブディレクターの小坂竜氏(株式会社乃村工藝社A.N.D.)が担当。直線の美しさに思わずハッとさせられる清々しい空間がシンメトリーに広がります。
少人数で集うなら、和気あいあいの4人席。大切な方との会食ならば、入口横の個室のほか、このお座敷をセレクトしても喜んでもらえそうです。

JAPANESE YAKINIKU GRILL

元祖と言われる名物の「ねぎタン塩」(写真・右/1,512円)は、選び抜かれた上質のタンに細かく刻んだネギをみっちりとのせ、オリジナルのスパイス胡椒で仕上げる一品。レモンを使わないのも、ここならではのこだわりです。
一方、写真手前の「ザブトンの炙り焼き」(1枚 1,404円)もまた、まんぷくのおススメ。スタッフが絶妙な焼き加減に焼いて卵の黄身にくぐらせてから、ひと口大のライスボールに巻いて供されます。肉らしい荒々しさを迸らせるザブトンそのもののお味に続き、卵の黄身とタレの濃厚なお味がお口いっぱいに広がります。
生がお好きな方にもきっとご満足いただける「黒毛和牛のユッケ」(1,566円)など、生食を使った品々を織り交ぜつつ、どうぞお愉しみください。

2F

二子玉川 まんぷく [焼肉]Shop page >

さかなや かねなり

魚を味わいたい時はココ

世田谷にあるさかなや魚真から独立し、初出店。魚を知り尽くした店主が目利きで仕入れる鮮魚の刺し身はもちろん、1匹まるごとの焼魚や煮魚にも自信アリ。日替わりメニューもお楽しみに。 ※2018年11月時点の情報となります。

「さかなや かねなり」のつの “こと”
― 威勢がよくて笑顔があふれる、魚の目利きの居酒屋さん ―

「いらっしゃいませっ!」。入口のショーケースでさっそく出迎えてくれた魚の新鮮さに驚く間もなく、
活気あふれるカウンターのなかから、威勢のいい掛け声が飛び交います。
店の主(=親父)である杉山さん(下段・写真)をはじめ、スタッフ全員が明るくて元気な、ここは魚自慢の居酒屋さん。
世田谷の名店で修業し磨き抜いた確かな技で、その日仕入れた旬魚と酒でもてなしてくれます。
気の置けない仲間との酒宴には最適ですし、一人で訪れても板さんとの会話に美味しい花が咲くことでしょう。

Fishes

なんと言っても、この店の一番の自慢はコレ!
入口のショーケースにはノドグロにキンメダイ、クエにアンコウ・・・新鮮な魚がスタンバイ。とりあえずのビールとともに、まずは店の力量がわかる「刺身盛り合わせ」(一人前 1,200円~ ※時価)のご注文を。
「この値段でこの魚も!?」と驚く顔ぶれで、鮮度抜群の旬の魚があなたの最初の1杯を力強く受け止めます。
あとは、ショーケースから食べたい魚を選び、好みの調理法でお楽しみください。とは言え、すべてを店の主、杉山さんにお任せしてしまうのが実は一番賢い選択かもしれません。
一本丸々の焼魚や煮魚など、家庭では調理が難しいダイナミックな魚料理を、どうぞプロの味付けで。

Counter Seat

若くて明るくて威勢のいい板さんたちの、目の覚めるような包丁さばき。冴えわたる職人技に見惚れつつ食事ができるカウンター席は、もちろんこの店の特等席です。
厨房の活気にますます食欲をかき立てられて、あれもこれもとつい頼み過ぎてしまいます。おともはビールにサワー、焼酎に日本酒、ワインやシャンパンまで、種類豊富にラインアップ。日替わりの日本酒や国産ワインをチョイスして、一期一会を味わい尽くすのもいいのでは?

Person

世田谷の名店、<さかなや魚真>からこのほど独立。一国一城の主としてスタートを切った、こちらがこの店の親父、杉山量紀(りき)さん。
笑顔に惹きつけられますが、手もとのまぐろの美しさにもご注目を。目利きは魚が証明しています。
一番好きな魚は、「何をしても美味しい “甘鯛”」とのこと。ショーケースで見つけたら、ぜひ注文してみてください。
威勢のよさと人懐こい笑顔、旨い魚。二子玉川で美味しいお酒が飲めるようになりました。
ちなみに、墨文字も潔いこの店のロゴは、かつてデザイナーをされていたという杉山さんのお父様が手掛けたそう。ロゴまで愛にあふれる、あったか~いお店です。

2F

さかなや かねなり [魚居酒屋・寿司]Shop page >

ふたこビール醸造所

地産にこだわる
クラフトビールをグビリ!

地産にこだわって店内で醸造する(店内醸造は2019年春~)ビールを、相性抜群のフードとともに。二子玉川発のクラフトビール“ふたこビール”のほか、限定メニューの珈琲ビールも見逃せません。昼はカレーでまったりと… ※2018年11月時点の情報となります。

「ふたこビール醸造所」のつの “こと”
― ビールを飲むというだけではない、地域のコミュニティーの場に ―

二子玉川の街で、住民の皆さんの「あったらいいな」から始まったふたこビールでは
世田谷産のホップを使うなど、土地のシンボルとなる二子玉川発のクラフトビールを生み出しました。
ビールでつながる、人やコト。何しろ、ブリュ―パブのパブはpublicの略。大衆向けの酒場であり、地域の社交場でもあるのです。
そして、「醸造する」のほか、「混ざり合う」や「企む」などの意味をもつブリュ―(brew)と同じく、
ここもまた、「面白いことをたくさん企む地域のコミュニティーの場でありたい」(代表 市原尚子さん / 二子玉川在住)と――

Interior

マットな黒いスチールに、少しザラッとした質感のポプラの木を組み合わせたテーブル&チェアは、市原さんの故郷である四国・高松の鉄作家、槇塚登さんの作。カウンターには赤く光る銅製の8連ビアサーバー、その奥にもやはり銅製のビールの仕込みタンクや発酵槽が鎮座して、インダストリアルな雰囲気を漂わせます。
「装飾をすべてなくした結果、もともとの建築の意匠を最大限活かした空間になりました(笑)」と、市原さん。このシンプルな空間に、集う皆さんが景色をつくり、色を添えるのでしょう。
そして、まずは天井に銅製のペンダントライトがプラスされ、写真の反対側のまっさらな壁面にはイラストレータ―、ヤマグチカヨさんの作品が飾られました。ご来店時、ぜひチェックしてください。

Craft Beer

写真左から、上品で華やかな香りが際立つセッションエール「ふたこエール026」、ホップの香りとすっきりした飲み口が特徴のペールエール「フタコエール」(各 Regular 734円 / Large 1,058円)、そして、用賀のウッドベリーコーヒーロースターズとの地域のクラフトコラボで生まれた限定メニュー、コーヒー豆をビールに漬け込んで仕込む「コーヒービール」(Regular 842円)。
ひと口に「ビール」と言っても、色合い・味わいとも、さまざまです。喜多見・香取農園の野菜や二子玉川商店街・須田豆腐店の豆腐を使った一品など、ビールと好相性のフードと合わせて、ぜひ飲み比べを。
なお、ランチタイム(11:30~16:30)には、手づくりカレーなどをご提供(880円~)。ランチご注文の方は、ウッドベリーコーヒーロースターズ特製ブレンドコーヒーがサービスになり、おかわりもお持ち帰りもOKなのですが、ランチビール(300円)をさらに追加するか迷うところです。

Person

「ビールは飲むのも大好き!」と笑う代表の市原尚子さんは、遡ること4年前、「二子玉川にみんなが集う憩いの場をつくりたい」と思い立ち、やはり二子玉川在住の小林結花さんと二人、株式会社ふたこ麦麦公社を立ち上げました。
初めての実店舗となるこのお店でお客様にどう過ごして欲しいかを尋ねたところ、「店内でお寛ぎいただくだけではなく、天気のいい日にはビールやコーヒー片手に多摩川の河川敷に足をのばし、二子玉川を満喫していただきたいですね。サンドイッチやカレー、おつまみなんかもテイクアウトOKです!」と。
コーヒーやビールのボトル販売のほか、ウッドベリーコーヒーロースターズのコーヒー豆の販売も行っているので、ぜひご利用を。

2F

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按田餃子

オリジナルの皮には、
ハトムギ粉を配合

2012(平成 24)年、代々木上原で誕生し、ミシュランガイドにも掲載される人気店。殻ごと粉末にしたハトムギ粉配合のオリジナルの皮で、国産の鶏・豚肉がベースの餡を包む水餃子を中心に、キクラゲや海藻等を使ったお料理などもご用意しています。 ※2018年11月時点の情報となります。

「按田餃子」のつの “こと”
― ココロにもカラダにも、もちろん舌にも美味しい餃子です ―

カウンター席と小さなテーブル席が1つ。
全10席という小ぢんまりとしたお店には、故郷に帰ったかのようなアットホームな空気が流れます。
一人でサクッとも、気の置けない仲間と4種の水餃子をシェアするのも、どちらもアリ!
疲れて帰った日のために、冷凍餃子を持ち帰るのもおすすめです。
ココロにもカラダにもやさしいけれど、もっちりモチモチの餃子の満足感はきっと想像以上です。

To Go

加熱済みの水餃子(4種/各8ケ入り 756円)や冷凍水餃子(4種/各10ケ入り 864円)などのお持ち帰りメニューのほか、席備え付けのオリジナル調味料、「按田餃子のタレ」や「味の要」、「豆鼓ミックス」も購入可能(いずれも 540円)。入口すぐ、レジ横の壁面に仲よく陳列されています。
「餃子は断然茹でたてが美味しいので、加熱済みより冷凍の方をおすすめします」と、スタッフの関根さん(写真・下段)。お仕事や子育て・家事で忙しい皆さんの味方、冷凍餃子を3種の調味料とともに自宅に常備されてはいかがでしょう。宅配も受け付けているので、離れて暮らすご家族やご友人に贈っても。

Gyoza

ちょっぴり色黒な皮をまとい、お楽しみの水餃子が登場! この色は、ハトムギを殻ごと挽いた粉を混ぜ込んでいるから。透け感もないため、包んでしまうとスタッフの方でさえ、どの餃子か区別がつかないのだとか。ちなみに、カットしていただいた写真・右手は、個性的でやみつきになるお味だという「鶏 香草と胡瓜」です。
水餃子は4種あり、いずれも5ケ入り486円。普通の餃子よりさっぱりしていますが、もっちりモチモチの皮がお腹にたまるため食べ応えはしっかりあって、男性にも好評です。上段の『To Go』でご紹介したテーブル備え付けの「按田餃子のタレ」、「味の要」、「豆鼓ミックス」に黒酢をお好みで足し、どうぞお楽しみください。
サクッと満腹になりたいときには、水餃子(全4種×2ケ=計8ケ)に豚そぼろ飯、海藻湯がセットになった「水餃子定食」(1,050円)をぜひ。

Person

アットホームな雰囲気の按田餃子。ここ、二子玉川店を取り仕切るのは、この方、関根早希子さんです。
終始穏やかな笑顔を浮かべつつも、小柄な体をフル稼働。絶えずあちこち動き回り、お店の隅々まで神経を行き渡らせます。
「昼は「水餃子定食」や、キクラゲを使った名物の「ラゲーライス定食」(1,250円)などの定食系で午後からのもうひと踏ん張りに備え、お仕事帰りのお夜食ならば、罪悪感少なく召し上がれる鶏肉とレタスのあっさり麺、「夜食麺」(864円)という選択はいかがですか?」と、やはり笑顔でコメントしてくれました。
アイドルタイムを設けない通し営業とあって、ランチを食べそびれたときにもここならば、関根さんがやさしく出迎えてくれることでしょう。

1F

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Ristorante i-lunga

イタリアの郷土料理をベースに
オリジナリティあふれる美味をご提供

イタリア版のミシュランガイドで日本人初の星獲得。帰国後、西麻布にラ・グラディスカ、その後、奈良にRistorante i-lungaをオープンした堀江純一郎シェフが、イタリアの郷土料理をベースにしたオリジナリティあふれる食のエンターテインメントをお届けします。  ※2019年5月時点の情報となります。

「Ristorante i-lunga」のつの “こと”
― 素材と技、心配りとで魅せる、「リストランテ」という名のステージ ―

5つのお店の開店から3ヶ月。入り組む路地をずずずいーっと進んだ先、柳小路南角の突き当たり・角に、
奈良の名店「Ristorante i-lunga」が移転オープン。
いよいよ東京・世田谷へと、堀江シェフの凱旋です。
本格イタリアンと寛ぎの空間、心づくしのサービスで織り成すエンターテインメントなリストランテを、
どうぞあなたの"とっておき"に。

Stage

大切な方と二人、向かい合って座るテーブルが7つ。昨年8月末まで、いにしえの都・奈良で、手入れの行き届いた庭付きの一軒家を舞台に人々の舌を唸らせてきた堀江シェフは、花水木の街、二子玉川のこの空間を次のステージに定めました。
柳小路南角のシンボル、大きくて太い柱を古代の神殿のそれに見立て、窓辺をたおやかな格子木でさらに彩った店内では、ワインレッドのニュアンスある天井から真鍮製のライトの明かりがランダムに滴り、壁や床に温かい陰影を描き出します。
テーブルの様子に心を配りつつ調理する、シェフの躍動感を厨房の壁の窓に感じながら、さぁ、いよいよ優雅なディナータイムの幕開けです。

Gastronomy

リチャード ジノリの優雅な皿には、シェフ自ら足を運び信頼関係を築いた生産者からのみ仕入れる素材たちが、厨房で美味しい魔法をかけられ、ゆったりその身を横たえます。
右はヒグマのもも肉を使った「羆のタリアータ 4歳・雌」。猟法にまでこだわるジビエは堀江シェフのお気に入り。自然のものだけを食して育つため、畜産肉にはない滋味に富むのだとか。それゆえ、三浦半島・ながしま農園の野菜たちとの共演で、マルサラ酒とポルト酒を使った甘めのソースをまとってさえ、大地の力強さをあふれさせずにはいられません。
ミラノの郷土料理、オッソブーコになぞらえ、サフランを練り込んだ黄色いパスタと演出の牛骨を添えたオリジナル、「サフラン風味のタリアテッレ 髄のラグー。牛テールの赤ワイン煮込み添え」(写真・左)とともにコース料理の一品として味わえます。
もちろん、内容は仕入れ次第。一期一会の美食をあなたは誰と愉しみますか? ランチ、ディナーとも、公式HPからの完全予約制です。

Person

96年、若き日の堀江純一郎シェフはイタリアに渡り、9年間の修行を重ねます。そして、並み居る現地の料理人のなかからオープニングシェフに抜擢されたピエモンテ・ピステルナでの在任中、日本人初のミシュラン一つ星を獲得。帰国後は、西麻布「ラ・グラディスカ」、奈良「Ristorante i-lunga」を経て、そしていよいよ二子玉川へ――
素材へのリスペクトは堀江シェフの根っこの一つ。テロワールだけではありません。どんな考えをもった人が、どんな手法で育み、あるいは狩猟したものなのかを見極めること。料理のスタートはそこからだと言います。多くの映画や芝居同様、食事は2時間あまりのエンターテインメント。店のインテリアやテーブルセッティング、もちろん、料理には全身全霊を傾けて、こだわりだらけのお客様のためのステージを作りあげます。お客様の「楽しかった」の一言のために気の遠くなるほどの努力を積み上げては生み出す、一皿一皿。そのあふれんばかりの想いを隅々まで行き渡らせるため、7テーブルという目の届く大きさの舞台を、奈良時代からのスタッフとともに演じます。
ほんのりピンク色を帯びた、やさしい堀江シェフの手は、美味しいものをつくるためにあるのです。

1F

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INTERVIEW

「つくった私たち」が
こだわったこと

開業記念
インタビュー

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